新型コロナウイルスの感染拡大にともなって、政府がオンラインや電話での診察をすすめています。患者さんも、お家で病院に来ないでお薬をだしてほしいという方がふえています。にし小児科でも導入できないかと検討しています。

オンラインや電話だと、患者さんを診察しないで正しい治療ができるのかという不安を大きく感じています。

私もオンラインショッピングをよく利用します。時間のある時に注文して宅配で届くのでとても便利です。ただ、オンラインだと、実際にお店でみて購入するより失敗も多いです。食べ物だと口コミ評価が高くても鮮度がおちてたりおいしくなっかったり。洋服だと、色合いがちがったり、ちょうどよいサイズのはずなのに大きかったり小さかったり。利用し始めた頃はほんと失敗をたくさんしました。最近は失敗は少なくなりましたが、ゼロではないです。

オンライン診療や電話診察では、失敗（誤診や治療のまちがい）は許されません。

いつものお薬も、本当にいつもの薬で大丈夫か？小児科医は、検査や聴診や触診だけでなくお子さんのしぐさや表情を見て感じて、お子さんの状態を把握しています。保護者の方の訴えとは違うところに病気の大事な症状がかくれていることもよくあります。「いつもどおりで調子よいです」という言葉が全く症状がなく調子よい時もありますし、いつもどおりの症状で全くよくなってない時もあります。保護者のお顔を見てちょっとお疲れ気味かなと感じることで、お子さんへの対応を助言できることもあります。

広島県での新型コロナの第1波は主にクラスターからで市中感染はほぼなく過ぎたのが幸いでしたが、第2波ではどうなるか予想がつきません。

第2波がくるまでに、オンライン診療を安全にできるように準備していきたいです。

こんにちは！

ひさしぶりのブログです。

今年1月に中国武漢での新型コロナ感染症のニュースがあり、その後激動でした。新しいウイルスでわからないことばかりで、情報収集と感染予防対策であわただしく過ごしていました。

全国で新型コロナへの感染対策が徹底されると、4月半ば頃からお子さんの風邪ひきさんがまったくいなくなり、小児科クリニックは（にし小児科も）患者さんがいなくて閑散としています。

新型コロナ感染症の最前線で対応してくださっている先生方や看護師さんをはじめとするスタッフの方々、保健所の皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。

今は自分のできることをひとつずつ誠実にやっていこうと思います。