広島県内ではしかが流行しています。

当初、地元の大手企業の社員さんの間ではしかがでていました。東広島市内でこの企業以外の人にもひろがってきました。広島県内全域に広がらないのを祈るのみです。

はしかの厄介なことは、はしかにかかっても最初の数日はお熱と咳、鼻水といったありふれたかぜ症状で、すぐに診断がつかないことです。インフルエンザのような特効薬もありません。症状を軽くするお薬をつかいながら、患者さんの免疫力で治るのをまつということになります。

赤ちゃんや小さいお子さんは重症になることがあります。妊婦さんがかかると流産してしまうこともあります。

予防は、麻疹風疹ワクチンを受けてはしかの免疫をつけるしかありません。1才になったら、できるだけ早く、麻疹風疹ワクチンをうけましょう！！！

1才になるまでの赤ちゃんも、任意接種(有料)になりますが、生後６カ月以上なら麻疹風疹ワクチンをうけることができますので、ご相談ください。

麻疹風疹ワクチンをうけてない赤ちゃんは、ひとごみへでかけるのはひかえましょう！

とつぜん、真夏の暑さがやってきましたね！

夏になると、赤ちゃんにエアコンはいいの？何℃に設定したらいいの？というご質問をよくいただきます。

今の広島では、時に35℃を超える日もよくありますので、エアコンはつけてあげてください。何℃に設定するかは25℃～30℃の間でご家族の過ごしやすい温度でよいです。涼しめの室温にされるようなら、赤ちゃんは薄手の長袖にして眠っているときはバスタオルなど1枚かけてあげてください。高めの室温なら、肌着1枚でよいと思います。

明日、あさっては30℃超えが予想されていますが、赤ちゃんも大人も身体が暑さに慣れていませんので、少し涼しめの方がよいと思います。

ただ、ひとつ気をつけていただきたいのは、私たち大人は風があたると気持ちいいですが、赤ちゃんは連続して直接に風があたると、自然の風でも扇風機の風でもエアコンの風でも体温が下がりすぎることがありますので、直接に風があたる所へは赤ちゃんを寝かさないように気をつけてあげてくださいね！

５月の令和への改元にあわせて、にし小児科のホームページを公開しました。

いつも考えてたことや心がけてきたことを文章にしましたが、ホームページの内容に恥じないように、これからもがんばろうと思います。

にし小児科のスタッフや子どもたちとご家族にささえられて、これまでやってこれてるなぁと感謝、感謝です。

これからもよろしくお願いします。